中央区で肺炎を治療してもらえる病院は「聖路加国際病院」
中央区にはたくさんの病気を治療して頂ける大きな病院があります。
「聖路加国際病院」
あの某有名なドラマの舞台にもなった病院です。
もちろん、「聖路加国際病院」は肺炎以外のたくさんの病気を治療してもらえる病院ですが、先日、私の息子(1歳)が気管支肺炎にかかってしまい、入院しなければならない事態にまで陥ってしまったので、その時の話を、振り返りを兼ねて書きたいと思います。
肺炎は診断されるまでに時間がかかる
今回の息子の肺炎を振り返った時に、一番感じるのは、肺炎と診断されるまでにとても時間がかかったことです。
この後、紹介しますが、肺炎と診断されるまでに病院に行った回数は、なんと5回。
それも1週間の間で、です。
最初は風邪の症状(発熱、咳、鼻水)
最初の症状は「よくある風邪」でした。
息子が咳をするようになって、鼻水もでだしたので熱を測ると38.5度。
そこで、本人は元気そうでしたが、いつも診てもらっている自宅近くの小児科を受診しました。
風邪と診断され薬を処方されるも症状の改善がない
小児科の先生に診てもらうと、予想通り「風邪」と診断されました。
薬局で処方された薬を受け取り帰宅。
しかし、先生の言いつけ通り朝夕で薬を飲ますものの、3日経っても熱が下がらず、咳や鼻水も酷くなるばかりでした。
おかしいなと思い、再度、同じ小児科で受診してもらうことにしました。
再度受診すると「中耳炎」と診断される
そこで、今度は意外にも「中耳炎」の可能性があるとのこと。
どうやら、鼻水をすすっていると耳に鼻水が入ってしまい、中耳炎になることもあるようです。
そして、違う薬を処方してもらうことになりました。
処方された薬は前回と同じく効かない
中耳炎と診断され、処方された薬も全く効いてくれず、さらに2日が経過。
熱が下がらず、だんだんと息子の元気もなくなってきて、いよいよ「まずい」と3度目の受診。
3度目の受信(発熱から約1週間)でやっと肺炎の可能性有と言われる
3度目の受診で先生も「1週間熱が下がらないのはおかしい」とやっと危機感をもってくださいました。
血液検査をしてもらい、結果を聞くために診察室に入ると、看護師さんが先生に小声で、
「採血の量が足りませんでした。希釈した検査結果です。」
と先生に伝えているのが聞こえました。
いつもお世話になってはいるが、この病院大丈夫なのか・・・と感じてしまいました。
結果は「参考値ではあるもの白血球が多くウイルス感染および咳がひどいので肺炎の可能性がある。大きな病院で診てもらったほうがいいので紹介状を書きます」とのこと。
症状が出てから、3回も受診していたのに、肺炎の可能性に行きつくまで、「1週間」かかりました。
1歳児の子を持つ親としては「遅すぎる」というのが素直な感想です。
そこで紹介されたのが「聖路加国際病院」だった
この近くの大きな病院ということで「聖路加国際病院」宛てに紹介状を書いてくださいました。
すぐに「聖路加国際病院」に電話すると、予約なしの診察は平日午前11時までとのこと。
電話をしたのが午前10時過ぎだったので、そのまま急いで「聖路加国際病院」に向かいました。
聖路加国際病院でレントゲンを撮り「マイコプラズマ肺炎」の可能性と診断
その後、タクシーを使って移動したので、なんとか午前11時前に間に合うことができました。
早速ロビーに入ると、初診患者、外来患者、入院患者、入院患者のお見舞いに来た人で、とても混雑していました。
初診だったので、診察カードを作成する手続きを行い、小児科に案内されました。
余談ですが、「聖路加国際病院」は新館、本館とあり、小児感は本館の1Fにあります。
小児科の待合室は広く、本などもたくさんあるので、子供が少々泣いたりしても大丈夫なところが助かりました。
15分ほど待つと、診察室に呼ばれ、紹介された経緯と今までの症状の詳細を説明したところ、血液検査は参考値がでているので、レントゲンを撮りましょう。と言われ、新館の放射線科でレントゲンを撮ってもらうことになりました。
放射線科に行くとすぐに名前を呼ばれ、服を脱がすよう指示があったのでその通りにすると、「はい、ご家族の方は外でお待ちください」と言われ、部屋から追い出されました。
子供は体調が悪いのもあり、本気泣きで部屋の外まで鳴き声が聞こえるほどでした。
泣き声が止むことなくレントゲンが終わり、大泣きする息子を抱いて小児科に戻りました。
再度診察室に呼ばれ、先生から言われたことは、「胸の音は正常だがレントゲンをみると肺が炎症しているように見えるため、マイコプラズマ肺炎の可能性が高い。」とのこと。
そして、マイコプラズマ肺炎には通常の抗生物質が効きにくいため、マイコプラズマ専用の抗生物質を出してくださいました。
また、「マイコプラズマ用の抗生物質は3日分飲むと1週間効く」とのことで、もし2日後の朝に熱が下がっていなかったら、急外来で受診してくださいとも言われ、薬を処方してもらい、その日は帰宅しました。
処方された薬が「また」効かない
薬をもらって一安心していたのも束の間、処方された薬をのましても、その日は熱がまったく下がりませんでした。。。
そして次の日の朝に2回目の抗生物質を飲ませ、様子をみることに。
少しは熱が下がったものの、残念ながら38度は下回りませんでした。
そのまま、2日目の朝を迎え、熱を測ると「38.9度」
熱上がってる・・・
日曜日だったので、そのまま朝一番で「聖路加国際病院」の救急外来に向かいました。
救急外来にて血液検査と再度レントゲンを撮り「気管支肺炎」と診断 入院
朝8時頃に着いたのに、救急外来には既にたくさんの人が受診を待っていました。
受付を済ませ、ぐずる息子をあやしながら順番を待ちました。
30分後に診察室に呼ばれ、経緯を説明すると「すぐに血液検査とレントゲンを撮るので子供は預かります。完了次第呼ぶから待合室で待っていてください。」と言われ、またもや大泣きする息子を置いて待合室で待つこと20分、大泣きしたまま息子が看護師さんに抱かれて帰ってきました。
息子の右手に採血した後の絆創膏、左手には点滴の針を入れたままになっており、触らないようにプラスチックのカバーを着けられていました。
その右手を見た瞬間に息子に対して「ごめんな」という気持ちと「がんばったな」という気持ちが混ざり合って、涙が出そうになりました。
血液検査の結果を30分ほど待つと、名前を呼ばれ診察室に。
結果はマイコプラズマ肺炎ではなく、気管支肺炎。
先生はレントゲンの結果を見ながら、「入院するか自宅療養するか微妙なライン。どうしますか?」と言われましたが、すぐに入院でお願いしますと伝えました。
1週間以上熱が続き、病院に何回も連れていき、その度に診断結果が変わり、どんどん良くない方向に行っていたので、なんでもいいからとにかく治してくれという思いでした。
個人的な思いとしては、入院するか自宅療養するかを医療の知識がない患者に判断させるのはいかがなものかと思います。
それなら「入院です。」と言ってくれたほうが私は安心する。。。
入院後の生活
その後、入院の手続きや部屋の準備に1時間くらいかかるということなので、病院内のレストランに息子を連れていき、お子様ランチを一緒に食べました。
さっきまで大泣きしていた息子もお子様ランチが出てくるとすぐにご機嫌になり、右手の点滴のことも忘れてペロリと完食してくれました。
食べ終わって待合室に戻るとちょうど部屋の準備ができたと呼ばれ、病室に向かいました。
完全看護
入院してから分かったことなのですが、「聖路加国際病院」は入院すると完全看護で治療してくれます。
なので、親がずっと付き添う必要がなく、ご飯やお風呂なども看護師さんがやってくれます。
身体的にも精神的も親の負担を軽減してくれるいい制度だと思いました。
今回、私は仕事どころじゃなかったので、退院するまで会社を休んで毎日朝から晩まで付きっきりでしたが、「聖路加国際病院」なら、最悪、仕事を休まなくても大丈夫です。
また、どこの病院もそうだと思いますが、大部屋入院だと親も病院に泊まることはできないので、子供が寝付いたら帰宅して次の日の朝、また病院に来るというながれになります。
完全看護なので、次の日の朝何時までに病院にいなければいけないというのはありませんが、気持ち的には早く行かないとと思ってしまうのでドタバタしましたね。
個人的には、個室であれば24時間一緒にいることができるので、個室に空きさえあれば、個室にする方がよいなと感じました。※個室だと追加料金を支払う必要がありますが。。。
すぐに回復
その後、看護師さん達が頑張って看護してくださったおかげで、日に日に元気を取り戻してくれました。
結果的には、入院期間はおおよそ7日間と言われていたところ、経過がよく3泊4日で退院することができました。
完全看護と子供の回復力の凄まじさを感じる数日間でした。
ただ、出来ることならもうお世話にはなりたくないですね。。。
入院中、子供が寝付けず、帰らなければならなくなった時に、治療のためとは言え、看護師さんに抱っこされ「おいて帰らないで!!」「かえってきて!!」と大泣きする息子を見るのは本当につらかったです。
心配ならすぐに「血液検査」「レントゲン」
今回とても勉強になったのは、熱が続いて心配になったら、四の五の言わず「血液検査」「レントゲン」です。
結局、今回診察だけでは、先生の主観でしか診断ができず、風邪かも?中耳炎かも?マイコプラズマ肺炎かも?と何度も間違った診断がくだされました。
子供がどんどん元気がなくなっていき、心配な日々を送るよりは、子供にとっては辛いかもしれませんが、一時がまんして検査してしまえば、かなり信ぴょう性のある診断をしてもらうことができます。
「聖路加国際病院」はHARUMI FLAG[晴海フラッグ]からも通院可能
余談になりますが、「聖路加国際病院」はあの「HARUMI FLAG[晴海フラッグ]」からも通院が可能です。
タクシーで10分ちょっとで行くことが可能です。
緊急の時でも24時間、救急外来を受付けてもらえますし、万が一入院となっても、完全看護で治療して頂けます。
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